2009年9月18日金曜日

犬のための必須脂肪酸

犬のための必須脂肪酸とは生きていくうえで外部(食事など)から摂取する必要がある脂肪酸です。
犬の体内では十分な脂肪酸を作ることが出来ないため食事などによって必ず摂取する必要があります。通常、脂肪酸の中でも不飽和脂肪酸のリノール酸、α-リノレン酸、アラキドン酸の3つの不飽和脂肪酸が犬のための必須脂肪酸と言われています。
ちなみにアラキドン酸は犬の皮膚、犬の被毛、犬の腎臓機能、犬の繁殖機能の維持に大切な成分だとされています。
脂肪酸・・・飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類される。
不飽和脂肪酸・・・単価不飽和脂肪酸(n-9列系)と多価不飽和脂肪酸に分類される。
単価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)・・・n-6列系とn-3列系に分類される。
n-6列系・・・リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸
n-3列系・・・α-リノレン酸、EPA、DHA

n-6列系の脂肪酸はコレステロールや血圧を下げる効果がある反面、アレルギーや免疫力低下が懸念される。そのため炎症性が高く、湿疹やかゆみの原因となることが特徴である。

n-3列系はガンの抑制、血液の流れを良くする働きがあるとされる。また脳や神経系の働きにも関係がある。抗炎症作用があるとされる。

食事などから摂取した脂肪酸は消化酵素で分解され体内に吸収されます。最終的には体内で重要な役割を果たします。これらからバランスの良い必須脂肪酸の摂取が重要になります。

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